今回は使いやすいクローゼット収納のコツについてご紹介したいと思います。
クローゼットは、多くの方が悩む場所の一つではないでしょうか。
いろいろなものを買って詰め込みすぎると、溢れてしまったり、朝の準備に時間がかかったり、コーディネートが難しくなったりしますよね。
そこで今回は、収納のポイントをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
それでは、スタート!
収納の前に整理をする
まず、収納を始める前に、整理をしましょう。これは非常に大切なステップです。
クローゼットの中には、よく着る服、あまり着ない服、年に一度冠婚葬祭で着る服など、さまざまな種類の服があると思います。まずは、それらを一度すべて出してみることをおすすめします。ただし、すべてを無造作に出してしまうと、途方に暮れてしまいますよね。「この洋服、今から整理するのか…大変だな…」と気が重くなってしまうかもしれません。
そこで、整理のコツとして「種類ごとに分けて出す」ことをおすすめします。
例えば、スカート、パンツ、コート、Tシャツなど、カテゴリーごとに山を作ってみてください。そうすると、「こんなにブラウスを持っていたのか」「意外とパンツが少ないな」と、所有している服の量が一目でわかります。
そこから、さらに「今気に入って着ているもの」を選びましょう。お店で買うときのように、「これは今あったら買うかな?」と考えながら選ぶのがポイントです。種類ごとにお気に入りを選んだら、それをまとめて置いておきます。
逆に、着ていない服やサイズが合わない服、着心地が悪い服などは別の場所に分けておきましょう。これらを避けて収納していきます。
かける収納のポイント
まず、先ほど種類ごとに分けた服を、カテゴリーごとにハンガーにかけていきます。例えば、ジャケットはここ、ブラウスはここ、色物のブラウスはこの範囲、といったように決めると、選びやすくなります。
さらに、ハンガーごとにラベルをつけるのもおすすめです。例えば、100円ショップのクリップを使って、「ジャケット」「ブラウス」などとラベルをつけておくと、種類が混ざることなく、整理された状態をキープできます。
また、服の量も一目で把握できるので、「これだけジャケットがあるなら、もう買わなくてもいいな」と、適正量を判断しやすくなります。
では、実際にクローゼットの中を見ていきましょう。
【収納例】
種類ごとに服を分けることで、ブラウス、カーディガン、ジーンズ、ワンピース、コートなど、それぞれが整然と並びます。クリップを使って「スカート」「パンツ」とラベリングすれば、さらに見やすくなります。
ちなみに、私はスカートとパンツを合わせて20着程度に抑えています。こうすることで、何をどれだけ持っているのかが明確になります。
畳む収納のポイント
すべての服をハンガーにかけるのが理想ですが、クローゼットのスペース上、難しい方も多いと思います。そこで、次のポイントは「畳む収納は立てて収納する」ことです。
例えば、デニムやカジュアルなパンツは、すべて立てて収納すると、一目でどこに何があるのかわかりやすくなります。
【収納例】
・デニムやカジュアルパンツ → すべて立てて収納 ・ストールやパジャマ、トレーニングウェア、水着など → 立てて収納 ・毛玉取りやベルト → 小さなケースに収納
立てて収納すると、取り出しやすく、戻しやすくなります。私はIKEAの「スクップ」というソフトケースを使って仕切りを作っています。ソフトケースなら、洋服を傷めにくく、使わないときは畳んで収納できるので便利です。
また、Tシャツもすべて立てて収納していますが、セーターだけは例外です。セーターは畳んでも広がりやすいため、寝かせて収納しています。コツとして、色ごとに分けると、視認性が高くなり、整理がしやすくなります。
【例】 ・ベージュ系はベージュ系 ・黒系は黒系 ・グレー系はグレー系
このように、量を適正に抑えつつ、お気に入りのものだけを収納すると、すっきりしたクローゼットになります。
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した「整理」「かける収納」「畳む収納」のポイントを押さえることで、使いやすいクローゼットを作ることができます。ぜひ試してみてくださいね!
こちらの上の方にはインナー類やハンカチなどを収納しており、全部で7つしか持っていません。キャミソールも2年分だけ所有しています。こういったヒートテック類はすべて立てて収納しており、実はこのようにコンパクトに畳んでいます。畳み方については別の動画で詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。
こちら側には黒っぽいもの、白っぽいもの、厚手のもの、薄手のものと分けて収納しています。また、ストッキングなどのアイテムもすべて四角く畳んで収納することで、すっきりと整理できます。こうすることで選びやすくなりますので、ぜひこの畳み方を学び、立てる収納を取り入れてみてください。使いやすさが格段に向上します。
次に、アクセサリーの収納についてご紹介します。アクセサリーを一つの場所にまとめて入れてしまうと、絡まったり、見つけにくくなったり、傷がついたりといったトラブルが発生しやすくなります。これは大きなストレスになりますよね。
アクセサリーは1箇所1収納にして寝かせる
そこで、4つ目のポイントは「アクセサリーは1箇所1収納にして寝かせる」ということです。実際の収納方法をご覧ください。
アクセサリーの収納は、この引き出しの中にまとめています。使用しているのは無印良品のアクセサリーケースです。このケースは種類ごとに仕切りを調整でき、アクセサリーに合わせた収納が可能です。1つの仕切りに1つずつアクセサリーを収納することで、絡まることなく、どのネックレスをつけるかも選びやすくなります。
また、指輪用のケースやピアス用の細かい仕切り付きケースなども用意しています。こうした収納を整えることで、毎朝アクセサリーを選ぶ時間が楽しくなります。この引き出しには、カバンや財布などの小物も横に並べて収納しています。
バッグは立たせる
次に、バッグの収納についてご紹介します。5つ目のポイントは「バッグは立たせる」ということです。バッグを積み重ねると型崩れの原因になるため、できるだけ自立させて収納することが大切です。
では、実際にどのように立てて収納しているのか見てみましょう。ここにはブックエンドを使っています。ブックエンドだけでは倒れてしまいますが、下に磁石付きのマグネットシートを敷くことで固定しています。この方法なら、ブックエンドがしっかりと固定され、バッグが安定して立つようになります。
もし磁石が使えない場合は、耐震ジェルマットを活用すると良いでしょう。どんな場所でも自立する収納が作れ、バッグが倒れにくくなります。また、バッグの中にクッション材や新聞紙、不織布を入れておくことで、形を崩さずに収納できます。ぜひバッグを立たせて収納してみてください。
ナイトウェア用の収納を作る
6つ目のポイントは「ナイトウェア用の収納を作る」ということです。クローゼット周りを散らかさないための工夫をいくつかご紹介します。
まず、パジャマの収納です。パジャマはついその辺に置いてしまいがちですが、専用の収納スペースを作ることで、クローゼット周りをすっきりと保つことができます。
もう一つの工夫は「一時置きスペース」の設置です。ここには、購入したばかりの洋服やクリーニングに出す予定の衣類など、一時的に保管したいものを入れておけます。畳む前の衣類を一旦ここに置くこともできるため、非常に便利です。
また、帰宅時にバッグの置き場所に困ることはありませんか?そんなときに便利なのが「鴨居フック」です。このフックは、棚があればどこにでも取り付けられるため、ちょっとした隙間を有効活用できます。100円ショップでも購入できるので、ぜひ試してみてください。床に直接置かずに済むため、部屋が散らかりにくくなります。
さらに、クローゼット内ではハサミも意外と役立ちます。糸がほつれたときにすぐカットできるよう、すぐ手に取れる場所に収納しておくと便利です。加えて、洋服に付いた毛やホコリを取り除くメンテナンス用品も、定位置を決めて収納するとスムーズに使えます。これらをブックエンドなどで固定し、動かないようにすると、より使いやすくなります。
このような工夫を取り入れることで、クローゼット周りをすっきり保つことができます。
ハンガーを揃える
最後に、7つ目のポイントは「ハンガーを揃える」ということです。クリーニング店からもらうプラスチックのハンガーをそのまま使っていませんか?実は、これらのハンガーは型崩れを引き起こしやすく、洋服のシルエットを損なう原因になります。
クローゼット内を美しく整えるためにも、ハンガーを統一することをおすすめします。ハンガーを揃えるだけで、見た目がすっきりし、衣類の状態も良好に保つことができます。
まず、私が現在使っているハンガーについてご紹介します。さまざまな形状がありますが、私はこのような薄型のハンガーを使用しています。薄いことで、クローゼットのスペースを有効活用でき、多くの洋服をかけることができるからです。
また、ブラウスをかける際には滑り落ちにくい仕様のものを選んでいます。パンツに関しては、ツルッとした素材やセンタープレスが入ったお仕事用のパンツには、専用のハンガーを使っています。型崩れを防ぎながら、きれいな状態を保つことができるからです。
スカートには「コーベルハンガー」を使用しています。真っ白でシンプルなデザインのハンガーで、とても使いやすく、おすすめです。本当にハンガーを変えるだけで、洋服がきれいに見えますので、ぜひ試してみてください。
今回ご紹介したハンガーは、楽天ルームにも掲載していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
さて、今日はクローゼットの収納についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ポイントを押さえて収納することで、朝の洋服選びがスムーズになり、クローゼット自体も散らかることなく、効率的に循環するようになります。