
楠田枝里子さんといえば、知的で華やかな司会ぶりが印象的な存在でした。若い頃のおかっぱヘアと洗練されたファッションは、多くの人の記憶に残っています。そんな彼女は現在も変わらぬ美しさを保ち、幅広い分野で活躍を続けています。
近年はテレビ出演こそ減ったものの、執筆活動やサイエンスライターとしての活動に力を入れています。特にチョコレート研究への情熱は有名で、専門書を執筆するほどのこだわりぶりです。また、語学の学び直しにも取り組み、イタリア語を習得してベネチア旅行を目指しているそうです。
さらに、2061年のハレー彗星観測という壮大な夢も掲げています。これに向けて1985年のワインを保管し、仲間たちと乾杯する計画もあるそうです。
どんな内容か詳しくお伝えします。
楠田枝里子の現在のライフスタイル

楠田枝里子さんは現在、72歳という年齢を感じさせないほどアクティブなライフスタイルを送っています。
テレビ出演に加え、エッセイやサイエンスライターとしての活動も続け、日々多岐にわたる分野で挑戦を続けています。
また、新しいことを常に学びたいという好奇心に満ちあふれており、これが彼女の若々しさの秘訣とも言えるでしょう。年齢はただの数字という言葉を体現するような姿勢は、多くの人々に刺激を与えています。
徹子の部屋で語られたこれまでの歩み

先日徹子の部屋に出演したことをまとめましたので紹介します。
アナウンサー時代
楠田枝里子さんは、1974年に日本テレビへ入社し、アナウンサーとしてキャリアをスタートしました。ニュースや情報番組、バラエティ番組にも出演し、知的で華やかな語り口が注目されました。
1981年に退社し、フリーアナウンサーへ転身。この決断は簡単ではなかったはずですが、新たな挑戦への強い意志を感じます。フリーになってからは、テレビの仕事だけでなく、エッセイやサイエンスライターとしても活躍の幅を広げていきました。今の楠田さんがあるのは、この挑戦の積み重ねによるものと言えるでしょう。
世界まる見えテレビ特捜部での活躍
楠田枝里子さんを語る上で、『世界まる見えテレビ特捜部』の存在は外せません。1990年から約9年間、司会者として番組を支えました。
軽快なトークや知的なコメントが印象的で、視聴者の心をつかみました。とくに、海外の珍しい映像を紹介する際のリアクションや解説は、彼女ならではの魅力がありました。楠田さん自身も番組を通じて多くを学び、好奇心を持ち続けたことが、長年愛される司会者像につながったのでしょう。
サイエンスライターやエッセイストとしての一面
楠田さんは、テレビの枠を超えた執筆活動でも高い評価を受けています。もともと理系の出身で、科学に強い関心を持っていました。そのため、サイエンスライターとして科学の魅力を伝える仕事にも取り組んでいます。
また、エッセイストとしても数々の本を出版し、ユーモアと知性あふれる文章が読者から愛されています。特に『チョコレート・ダイエット』は、自身のチョコレート好きが高じて執筆した作品で、彼女の個性を感じられる一冊です。
家族との関係と思い出
楠田さんは、『徹子の部屋』などで家族との思い出も語っています。特に弟については、「誠実で優しい人柄で、医師として活躍している」と話していました。この言葉からも、家族への深い愛情が伝わってきます。
さらに、愛猫マフィンとのエピソードも印象的でした。4年前に亡くなった際の悲しみや、一緒に過ごした時間の温かさを振り返る姿には、動物への深い愛情が感じられました。こうした家族との絆が、彼女の価値観や生き方にも影響を与えているのかもしれません。
若い頃の活動について紹介
おかっぱ頭がトレードマークだった時代

楠田枝里子さんといえば、デビュー当初から1991年頃まで、おかっぱ頭がトレードマークでした。知的で美しい雰囲気と相まって、独特のスタイルとして印象に残っています。
しかし、1992年頃からは帽子をかぶったり、ほかの髪型にすることも増えていきました。そして2000年頃からは、おかっぱにすることはなくなったようです。実は、このおかっぱ頭はカツラだったそうで、地毛は短めのショートヘアで、ふんわりとパーマがかかっていたといいます。
独特のスタイルと当時の人気
楠田さんの身長は175cmと高く、モデルのようなスタイルを持っています。そのため、おかっぱ頭の髪型もよく似合っていました。当時はモード系のファッションと相まって、司会者としては斬新なビジュアルだったようです。

また、『世界まる見え!テレビ特捜部』で共演していた愛川欽也さんとの身長差も話題になりました。愛川さんとは20cmほどの差があったため、このアンバランスさが番組の個性にもつながっていたのかもしれません。
現在も変わらぬ美しさと活動
現在66歳となる楠田さんですが、昔と変わらぬ美貌を保ち、パワフルに活動を続けています。そんな彼女にとって、2009年に『世界まる見え!テレビ特捜部』を降板したことは、大きな転機の一つだったかもしれません。
降板の理由については、番組プロデューサーから「若返りを図りたい」と伝えられたことを、自身のブログで明かしています。こうした舞台裏を包み隠さず語る姿勢も、彼女の魅力の一つといえそうです。オープンで飾らない性格が、多くの人に愛され続ける理由なのかもしれませんね。
これからの挑戦

2061年にハレー彗星を見たいという夢
楠田枝里子さんは、2061年に地球へ戻ってくるハレー彗星を観測することを夢見ています。その年には109歳になる予定ですが、年齢にとらわれることなく、未来に向けた希望を持ち続けているのが印象的です。
さらに彼女は、1985年のヴィンテージワインを特別に保管しているそうです。これは、次にハレー彗星を見られる2061年に仲間たちと乾杯するためのもの。こうした壮大な計画を持つこと自体が、彼女の前向きな生き方を象徴しています。
学び続ける姿勢と語学への挑戦
楠田さんは、新たな挑戦として語学の学び直しを始めています。特にイタリア語に興味を持ち、将来的にはベネチアを訪れることを目標にしているそうです。
さらに、老人ホームに入居しながら語学学校に通うという独自のライフプランも考えているとのこと。新しいことに挑戦し続ける姿勢が、彼女のエネルギッシュな生き方を支えているのかもしれません。
趣味と学びを楽しむライフスタイル
現在の楠田さんの生活では、趣味と学問を両立させることが大きなテーマになっています。長年続けているチョコレート研究や消しゴムコレクションなど、独自の趣味を楽しみながら、語学や宇宙について学ぶことにも意欲的です。
趣味をただの楽しみで終わらせるのではなく、そこから新たな知識を得ることが、彼女の生き方の特徴だといえます。学ぶことをやめず、楽しみながら探求し続ける姿は、多くの人の刺激になりそうです。
さまざまな分野への情熱と好奇心
楠田さんは、常にさまざまな分野に興味を持ち、新しいことに挑戦し続けています。アナウンサーからフリーへ転身し、エッセイストやサイエンスライターとしても活躍。さらに、チョコレート研究や語学学習など、多岐にわたる活動に取り組んできました。
「新しいことを知る喜び」を大切にしているからこそ、これほど幅広い分野で活動できるのでしょう。その情熱と探求心こそが、彼女の人生を豊かにしているのかもしれません。
海外文化への関心と影響
楠田さんは、海外文化への関心も非常に高く、活動にもその影響が表れています。海外旅行や美術館巡りを楽しみ、多様な文化や芸術から刺激を受けてきました。
特に近年はイタリア文化への興味が強く、語学学習と組み合わせて、さらに深く異文化を理解したいと考えているようです。こうした国際的な視野と積極的な姿勢は、彼女の生き方を語るうえで欠かせない要素になっています。